①、エンコードのミスに注意しましょう
パソコンなどの機器で日本語を含む文字を表示する場合、必ず文字コードというものが設定されています。たとえば「日本語」という文字は、この文字のままパソコンに記録されているわけではなく、パソコンが処理するためのコードとして記録されているのです。このコードにはいろいろな種類があり、日本語が表示出来るコードも複数あります。
HP作成にあたっては、ソースコードの中にこのページはどの文字コードで書かれているかという宣言を書かないといけません。その宣言を書かないとどういうことになるかというと、ブラウザがデータを受信した時に、文字コードが不明なのでデコード、つまり、コードを日本語に戻すことが出来ずにでたらめな文字を表示してしまいます。これが文字化けと呼ばれるものです。
文字化けをするパターンは他にもあります。実際の文字コードと、HP作成時にソースで宣言した文字コードが一致していなかった場合です。このケースでは、ホームページの作成者が、実際の文字コードを別の文字コードと誤って認識していたというケースと、意図していたエンコードと違うエンコードをしてしまったというケースが考えられます。日本語表記におけるエンコードというのは、既に存在している日本語文章を特定の文字コードに変換する作業のことを言いますが、ここで操作ミスをして意図していない文字コードで保存してしまい、その日本語文章をHP作成作業でホームページに組み込んで、文字コードの宣言で別の文字コードを設定してしまうことで文字化けが起きるのです。
文字化けが起きてしまうと、ブラウザの操作に精通している人であれば、自分でブラウザの設定を変更して正しい文字コードで表示するように出来ますが、初心者の場合はその方法がわからず、ホームページから去ってしまうということになってしまいます。こうしたミスで閲覧者を失わないためにも、HP作成直後にホームページがどのブラウザでも正常に表示出来るのかどうか、必ず確認しておくようにしましょう。